AVL、2023年のオーストリア国内特許出願件数で再び首位に
- AVL、2023年に211件の特許を出願、特許出願数で再びオーストリア首位に躍進
- 2023年に出願された特許の3分の2が電動化分野
- 2023年の出願件数の44%が燃料電池と電気分解の分野に集中
- AVLのグローバルの特許登録件数は合計2,200件に
AVL List GmbH(以下、AVL) は、2023年に211件の特許を出願、オーストリア国内で再び首位に躍進しました。2023年に出願した特許の3分の2は、持続可能なモビリティと移動型・定置型エネルギーの分野に集中しています。特許出願件数のほぼ半分は、燃料電池と電気分解の応用に関連するものです。AVLは、パイオニア精神に基づき、研究拠点としてシュタイアーマルク州の経済成長に貢献しています。
2024年4月、オーストリア・グラーツ: AVLの出願件数は前年比11%増の211件となり、13回連続でオーストリアの発明家ランキングでイノベーションリーダーとしての地位を確立しました。出願数の3分の2は電動化の技術が占めており、中でも44%は燃料電池と電解技術の分野に集中しています。AVLは近年、この分野で合計236件の特許を出願しており、バッテリーとe-アクスル、e-ドライブなどの分野でも継続的にイノベーションを生み出しています。
AVL GmbH ヘルムット・リスト会長兼CEOのコメント
AVLでは、従業員が革新力を発揮して、気候変動に左右されないモビリティの実現に向けて持続可能なイノベーションをリードしています。ここでの焦点は、利用可能なあらゆる技術に開かれたアプローチです。CO2排出量を削減するためには、希少なグリーンエネルギーを最も効率的に利用できる場所に既存のソリューションを適用しなければなりません。AVLは、2023年の売上高の10%以上を自社の研究に投資していることもあり、この点で大きくリードしています。
AVL GmbH 知的財産部門責任者 マリオ・ハーティンガーのコメント
AVLが、オーストリアの最も革新的な企業の分野を再びリードできることを誇りに思います。今回初めて200件以上の特許を登録しました。私たちの発明は、持続可能なモビリティの世界への道を開く、まさに未来のトピックに関するものです。
約12,200人の従業員を擁するAVLは、自動車業界をはじめ、鉄道、船舶、エネルギーなどの分野における開発とシミュレーション、試験を行うモビリティテクノロジーのリーディングカンパニーです。独自の広範な研究活動に基づき、より環境に優しく、安全・安心で快適なモビリティ社会の実現に向けて、コンセプトやソリューション、方法論を提供しています。
AVLは、国際的なパートナーや顧客の持続可能なデジタル変革を支援しています。特に、電動化、ソフトウェア、AI(人工知能)、オートメーションの分野に重点を置いています。さらにAVLは、エネルギー集約型セクターが、より環境に優しく効率的なエネルギー生成・供給を実現できるように支援しています。
AVLでは、情熱がイノベーションを促進しています。世界各国に90か所以上の拠点と50か所のテクニカルセンター/エンジニアリングセンターを展開し、新しいモビリティ社会を実現するためにお客様をサポートしています。2023年は20.5億ユーロの売上高を達成、そのうち10%をイノベーションの加速に向けた研究開発活動に投資しています。