PreonLab 6.2 リリースイベント

Preoneers（プレオニアーズ）は知っています。PreonLabといえば「粒子」！
これは、流体と固体を統一的にメッシュレスで表現し、幅広く、そしてますます増え続けるシミュレーション用途に対応するという私たちのビジョンに基づいています。私たちはリリースのたびに、新機能の追加や既存機能の改善を重ね、究極のシミュレーションツールを実現することを目指しています。バージョン6.2では、PreonLabのマルチフィジックス機能をさらに強化するための多くの追加とアップデートをお届けします。 

期待できることは?

PreonLab 6.2では、より高度な「フルカーサスペンションモデル（FCSM）」を導入します。これは既存の「カーサスペンションモデル（CSM）」をベースに、さらに進化したモデルです。また、非ニュートン流体のシミュレーションに対応するCarreau-Yasudaモデルを追加しました。これにより、血流解析や食品・飲料分野のシミュレーションが可能になります。 

最新バージョンでは、計算リソースが限られていても高精度な予測を支援するモデルベースの代替アプローチを実装しました。さらに、熱流束境界条件の改善や、センサープレーンを使った混合流のバルク温度の直接計算が可能になっています。 マルチフェーズアプリケーションでは、界面張力の計算が改善され、粒子の分散が減少し、より安定した界面を実現します。また、CSSモデルのアップデートにより、高密度比や高粒子解像度のシミュレーションで分散を抑制できます。雪ソルバーも強化され、境界処理や力の予測が改善されました。さらに、横方向付着モデル（Lateral Adhesion Model）を雪に対応させています。 

前回のリリースを基盤に、今回から剛体ソルバーでGPUサポートが利用可能になりました。さらに、新しい「Calculation Objects」機能により、ポストプロセス時の操作性が大幅に向上しています。

さらに重要なのは、流体と固体をシミュレーションする際に、両者の相互作用を考慮することです。

バージョン6.2では、この方向への第一歩として、独自の線形弾性ソルバー（実験的機能）を導入し、流体-構造連成（FSI）による固体の変形をシミュレーションできるようにしました。

この新機能で広がるシミュレーションの可能性を試してみませんか？あなたの用途にどんなメリットがあるのか、ぜひリリースイベントで最新情報をご確認ください。PreonLab 6.2で、最適なシミュレーションを始めましょう！