サービスとしてのシミュレーションでは、クラスタへのアクセスや可用性などのITに関する特定の課題を、AVLツールを利用することで使い慣れたワークフローに統合できます。SaaSを利用すれば、リソースやライセンスに関する心配する必要はなくなります。お好みのWebブラウザで作業するだけで、いつでも他の同僚と情報交換できます。使い慣れたワークフローを変更する必要がないため、重要なエンジニアリングタスクに完全に集中できます。

効果的なコラボレーション
かつては、シミュレーションを使用して、特定の個々のサブシステムあるいは車両のコンポーネントの挙動を計算していました。仮想上での妥当性確認の重要性が高まったことで、開発プロセスでさまざまなチームがシミュレーションモデルとパラメーターを利用できるようにする必要が生じています。
AVLクラウドシミュレーションソリューションの一部であるVirtual Apps Servicesを使用すると、エンジニアはWebブラウザで直接シミュレーションツールを使用したり、同僚とデータを交換したりできます。必要なすべてのライセンスを含む、最新のプログラムバージョンを常に使用できます。
シミュレーションツールに直接統合されたAVL Model Serverを利用すれば、チーム間でモデルやモデルデータの構成を管理できます。
関係者全員が最新モデルの保存場所や、最後に変更を加えた人物を常に正確に把握することもできます。

今まさに重要性が増している:オンデマンドのリソース
忠実度の高いシミュレーションモデルを作成するには、最適化や複雑な流量シミュレーションなど、コンピューターを駆使するシミュレーションの実行が不可欠です。このようなシミュレーションは計画が難しく、複数台のコンピューターや多数のソフトウェアライセンスといった多くのリソースが必要です。
AVLクラウドシミュレーションソリューションの一部であるVirtual HPC Serviceでは、お客様の現在のニーズに基づいて、プライベートなオンデマンドHPCクラスター環境を提供できます。
Virtual HPC Serviceは、AVLのシミュレーションツールに直接統合されているため、使い慣れたワークフローを変更する必要はありません。また、結果はローカルにミラーリングされるため、後処理の実行や、完了したレポートの表示が可能です。


クラウドコンピューティングなどの新たな技術により、多くの機会が生まれます。しかし、AVLでは長年の経験から、そうした新技術をエンジニアのニーズに適応させる必要があることを知っています。「サービスとしてのシミュレーション」製品グループにある個々のソリューションについては、すでにそのメリットを確信したお客様からポジティブなフィードバックをいただいており、AVLは正しい道を進んでいると考えています。
- AVL List GmbH 先進シミュレーションテクノロジー事業部
シニアソリューションマネージャー Ivo Derado
- AVLは、長年のエンジニアリングとプロジェクトの経験を活かして、「サービスとしてのシミュレーション」製品グループを通じてエンジニアの業務をより円滑化
- AVLのサービスは、開発プロセス全体で利用でき、シミュレーションエンジニアからテストエンジニア、プロジェクトマネージャーまで、プロセスに関わるすべての人がそのメリットを享受可能
- AVLのカスタマーサービスは、AVLのツールや手法に精通した経験豊富なエンジニアによる目線を合わせたサポートを提供

モビリティ革命が本格化しています。この革命は、持続可能性を高めた、新たな推進システムの開発だけにとどまるものではありません。むしろ、開発プロセス全体が激変しています。その変化を主導しているのは、シミュレーションです。
現時点では、設計プロセスとエンジニアの限界を押し上げることについて、完成車メーカーやサプライヤーを含むどの企業も直面する課題を理解することが重要です。さまざまなシステムが増えるにつれて、部門やチームの構造も変化しています。AVLは、その変化を把握しています。AVLはソフトウェア開発者たちだけで成り立つ企業ではないため、こうした変化のプロセスについても経験があります。私たちはエンジニアであり、また、ユーザーでもあります。ソフトウェアやプロジェクトにおける直感的なワークフロー、ジェネレーター、操作ガイド機能、評価には、こうしたさまざまな視点から得られたAVLの知見を活かしています。

AVLは未来のモビリティを実現するためのグローバルパートナーです。環境への影響を最小限に抑えるモビリティ。コンポーネントからシステム解析まで、さまざまなシミュレーションソリューションを提供しています。AVLは開発プロセスの深い部分に関わっており、ツールやプロジェクトなどのAVLソフトウェアソリューションにより、仮想化の課題を克服することができます。
75年
歴史
26カ国
事業展開先国
11,200人
世界中の従業員数
68%
エンジニア・科学者比率