AVL RACETECH、ECR INDYCARチームと技術パートナーシップ契約を締結
オーストリア・グラーツ/米国インディアナポリス、2026年2月 — AVL RACETECH と ECR(Ed Carpenter Racing)INDYCAR チームは、正式な技術パートナーシップ契約を締結しました。2021年に始まった協業を基盤に、今回その関係はスコープを拡大し、新たな段階へと進みます。AVL RACETECH は、同チームの 公式ダイナミック車両シミュレーションパートナー を務めることになります。
パートナーシップにより、ECR は競争の激しい NTT INDYCAR SERIES において、AVL の先進的な車両ダイナミクスシミュレーション技術をより広く活用できるようになり、エンジニアリング能力が強化されます。協業の中心となるのは、AVL RACETECH のフルダイナミック車両シミュレーションプラットフォーム「AVL VSM™ RACE」です。このソフトウェアにより、ECR は次戦に向けたセットアップ案を精密でデータ主導の仮想環境で評価できます。また、AVL のクラウドコンピューティングを活用することで、大量のラップシミュレーションを短時間で実行でき、タイトな INDYCAR シリーズのスケジュールやイベント間の限られた準備時間において大きな利点となります。セットアップに関する意思決定を早期にバーチャルで検証することで、チームは開発効率を高め、実走行時間をパフォーマンス向上に集中させることが可能になります。
インディアナポリスを拠点とする ECR は、2012 年に NTT INDYCAR SERIES へ初参戦し、デビューイヤーの最終戦でいきなり優勝を飾るという強烈なインパクトを残しました。その後も複数のレース勝利を重ね、特にインディアナポリス 500 では複数回のポールポジション獲得など、シリーズ内で確固たる競争力を示してきました。2026 年シーズンの ECR は強力なラインアップで挑みます。インディアナポリス 500 チャンピオンの アレクサンダー・ロッシが No.20 Java House シボレーを、レースウィナーの クリスチャン・ラスムッセンが No.21 Splenda シボレーをドライブし、さらにチームオーナーの エド・カーペンターもインディアナポリス 500 に参戦します。
北米を代表するオープンホイール選手権である NTT INDYCAR SERIES は、世界のモータースポーツの中でも特に技術的要求が高い環境として知られています。高速バンクのオーバル、ミスが許されないストリートコース、伝統的なロードコースまで、チームはまったく異なる特性を持つコースに合わせて短い準備期間の中で最適なセットアップを完成させなければなりません。このような激しい競争環境では、パフォーマンスを引き出すために高度なツール、精密な準備、そして継続的な開発が不可欠となります。
ECR INDYCAR チーム CEO:Ed Carpenterのコメント
「AVL RACETECH とのパートナーシップは、私たちのプログラムのあらゆる面を強化してくれます。彼らの専門知識によって、より深く踏み込み、より速く革新し、ECR が目指すパフォーマンス基準をさらに高めるためのツールを手にすることができました。」
ECR INDYCAR チーム 競技部門副社長:Matt Barnesのコメント
「AVL RACETECH とのパートナーシップにより、世界トップクラスのシミュレーションおよび開発ツールを活用できるようになり、私たちのエンジニアリングプログラムのあらゆる側面が強化されました。彼らの専門性は、私たちが掲げる継続的な改善への取り組みと完全に一致しており、共に取り組むことで、実際のレースで確かな差となるパフォーマンス向上を実現しつつあります。」
AVL List GmbH モータースポーツ部門ディレクター:Ellen LOHRのコメント
「INDYCAR は、世界のオープンホイールレースの中でも最も要求の厳しい環境のひとつです。今回、ECR との協力関係を正式なパートナーシップへと発展させたことは、双方の強い信頼関係を示すものです。最先端の車両シミュレーションを活用し、サーキットで実際に差が出る測定可能なパフォーマンス向上を共に実現していきたいと考えています。」
AVL List GmbH レーシングチームリーダー:Michael Peinsittのコメント
「AVL VSM™ RACE により、ECR は高品質なシミュレーションデータに基づいてセットアップの判断を検証できる、精密で完全動的なシミュレーション環境を利用できます。これにより開発プロセスの効率化も実現します。多様な特性を持つ INDYCAR の各サーキットでは大きく異なるセットアップが求められ、さらに走行時間も非常に限られているため、これは明確な競争上のアドバンテージとなります。」
ECR(Ed Carpenter Racing)は2012年にNTTインディカー・シリーズへ参戦を開始しました。インディアナポリスを拠点とする同チームは、Ted GelovとEd Carpenterが率いており、ストリート、ロードコース、ショートオーバル、スーパースピードウェイと、シリーズが開催するあらゆるタイプのコースで勝利を挙げてきた実績を持ちます。2026年シーズンは、インディアナポリス500優勝経験を持つAlexander Rossiが、No.20 Java House シボレーのドライバーとして復帰します。また、新たにNTTインディカー・シリーズで勝利を挙げたChristian Rasmussenが、引き続きNo.21 Splenda シボレーをドライブします。さらに、インディアナポリス500で3度のポールポジション(2013年、2014年、2018年)を獲得しているEd Carpenterが、第110回インディアナポリス500に向けた3台目のエントリーを担います。
ECRの詳細については、公式サイト www.ecrindy.comをご覧ください。
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