テストセルで角度エンコーダーを使用することは標準的な用途です。今日のお客様が期待することは、「プラグアンドプレイ」です。エンコーダーの取り付けやすさ、高精度・確実な多値並列測定、および高分解能・高信頼性でのデータ取得は、乗用車、大型車、レーシングカー、または二輪車を問わず、あらゆるエンジンタイプにとっての要件になっています。
Angle Encoder 366Cは、高精度な結果を提供します。光ファイバーでの信号伝送により、エンコーダー機構は高温、高振動、電気干渉の影響を受けません。また、常時500 g、臨時では1,000 gまでの負荷で動作して、どのような用途でも最高水準の信頼性を維持します。

Angle Encoder 366Cでは、回転速度と回転量の両方を測定できます。AVL X-ionTMと併用すると、Angle Encoder 366Cを回転方向の測定に使用することもできます。この測定は、信号評価時の位相シフトを監視すれば可能です。停止・起動操作での軸位置を測定する場合に役立ちます。これにより、操作中にいつでも軸の絶対位置を把握できます。
また、AVL Advanced GigaBitおよびAVL IndiMicroシリーズの表示デバイスと電気的な互換性を備えています。これらのシリーズを併用すれば、回転方向を除く、さまざまな重要な情報を把握できます。
タイプ | 光学式エンコーダー 366C |
推奨取得法 | AVL X-ion™(ギガビット対応) |
検出回転方向 | あり(絶対角) |
速度範囲 | 0 rpm ~ 20,000 rpm |
耐震性 | 500 × 9.81 m/s2(500 g) |
短期負荷 | 1,000 g |
温度範囲(機構) | – 40°C~120°C |
耐用年数 | 107 回転(500 g負荷時) |
信号タイプ | LVDS、RS422 |
高精度
0 rpmから20,000 rpmまで正確かつ高分解能での測定ができます。
高い生産性
AVL X-ionモジュールデータ取得プラットフォームに接続すると、継続的に測定を行うことができるため、生産性が向上します。
機能性の向上
AVL X-ionによる評価で、回転方向(右-左)の追加情報を生成できます。
車内試験
Angle Encoder 366Cは、旧モデルよりも大幅に小型化・軽量化が施され、慣性が低減しており、車内に搭載して運用可能です。
統合マーカーディスク
720個のマークが付いた統合マーカーディスクにより、0.5度CAの分解能で回転角をリアルタイムで取得できます。
信号出力プラグ
X-ionで動作し、CDM転送用の追加信号出力プラグを備え、AVL PUMA™などのテストセルシステムとの通信に役立ちます。
Solution Sheet Angle Encoder 366C
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